宮古島でのリアルな生活事情について(移住のデメリット)

宮古島は蒸し暑い

宮古島は、最近増えている沖縄の移住先の中でも海が飛びきりキレイなのでとても人気があります。
そして生活圏の中に、大きなスーパーや家電量販店、コンビニ、ドン・キホーテなどがあって生活に不便を感じることは少ないと思います。
しかしながら、実際に生活をしてみるといろんな問題点や不便を感じることも出てくると思います。
そんな宮古島への移住のデメリットと思われることについてお話していきます。

目次

宮古島は温暖な気候ながら湿度はかなーり高め

宮古島に限らず、沖縄地方はとにかく湿気がすごいので、知らずに行くとちょっとビックリするかもです。
5月初旬~6月の梅雨の時期はもちろんですが、梅雨明けした7月~9月でも湿度が80%~90%の日はざらでかなーり蒸し暑いです。
ですので、湿気によるカビは発生しやすく洋服の手入れ等には気をつける必要があります。
また、この湿気に直接関係しているかは不明ですが、海が近いこともあって車や自転車などのサビはかなりすごいことになります。

ミャークヌアザ

ちなみに、私はこの蒸し暑さの中でいただくオリオンビールがとてつもなく美味しぃ~のでこの蒸し暑さ自体は嫌いではありません☺

蒸し暑さの中でのオリオンビールは格別!
蒸し暑さの中でのオリオンビールは格別

台風の直撃を受ける可能性が高い

宮古島の夏から秋にかけてのベストシーズンで一番悩ましいのが大型台風の直撃を受ける可能性が高いことです。
なぜ、台風の直撃を受けるのかというと、沖縄近辺が台風の通り道にあり、さらに宮古島自体が沖縄諸島のちょうどど真ん中にあるからなんですね。
日本のずっと南の海で発生した台風の卵(熱帯低気圧)は、日本の南側に張り出している太平洋高気圧の縁を回るように進むので、だいたい沖縄のあたりで、進路を北西から北東の方向へ変えます。
この時に、台風はさらに高めの海水温からエネルギーを蓄えることで風速を強めるとともに、向きを北東方向に急カーブするのでちょっと停滞気味になります。
この北東の方向に急カーブした先にあるのが沖縄近辺で、方向がどストライクの時に宮古島直撃になるというわけです。

台風の一般的な進路
台風のよくある進路

宮古島の家賃は都会なみにかなーり高め

宮古島はもともと台風が多い土地柄もあって、一般的な住宅もだいたい鉄筋コンクリート作りの頑丈な建物になっています。
といった事情から、住宅にかかるコストもかなり高くなるので、一般的な離島に比べて家賃は高めです。
(その昔は土地も広めで、家の周りに防風林と呼ばれる大きめの木を植えていたので、家自体は赤瓦の木造でも大丈夫でしたが、、、)
さらに、わりと小さめの島ながら人口は5万人超と多めで、中心街の平良地区に人が集中していることもあって住宅は常に不足気味でした。
そんな中で、2015年(平成27年)の伊良部大橋開通あたりから観光客も大幅増加し、それに伴ってホテルなどの建設ラッシュが始まりました。

それと直接関係があるかどうかは不明ですが、もともと不足がちだった宮古島の賃貸物件がそれからますます足りない状況になっていきました。
特に2018年頃から始まったとされる宮古島バブルからは、宮古島には賃貸マンションやアパートの空き物件が全くない深刻な状況になりました。
この時は1Kのマンションで10万円という相場もあり、「都会並みに高い!」といった悲鳴も聞こえてきました。
最近になって若干落ち着いてきたとはいえ、まだまだ家賃の異常事態は続いています。
ですので、実際に移住を考えていらっしゃる場合は、こういった宮古島の住宅事情については常に最新の状況を把握しておくことが重要になってきます。

宮古島は物価もかなーり高め

宮古島では、地元でとれる地魚や島野菜などはそこそこ安いですが、それ以外の食料品や日常雑貨などの殆どはかなーり高めです。
それは、宮古島が離島であるゆえの悲しさで、生活物資の多くが貨物船で港から入ってくるために輸送費がかかるので、その分物価も高くなるんです。

宮古島の港のコンテナ

特に日本本土と比べて高いと感じるのが、牛乳、卵、家電製品、ガソリン代といったところですかね。
ちなみに、牛乳は紙パック1本240円くらいですが、この紙パックというのが実は日本の標準的な1リットルではなく、946mlしかないので更に割高感が。。。
話はそれますが、宮古島を含む沖縄県下の紙パックはアメリカ統治時代の影響でガロンベースになっていますので、1/4ガロン=946ml か 1/8ガロン=473mlが標準になっているのでご注意を。

宮古島での生活は車がないとなにかと不便

宮古島は、公共交通機関がバス、タクシーしかなく、車がないと移動がかなーり面倒になります。

宮古島で車が必要な理由

宮古島には電車はなく、公共の交通機関というとタクシー以外ではバスくらいしかありません。
そのバスも、路線が非常に限られていて行きたいところに行くのはかなり難しいです。
(また、南国らしく?時刻表もあまり正確ではありません)
後、日差しの強さや突然のスコール等を考えると自転車もあまり現実的ではありません
といった理由から宮古島での生活では車は必須と考えるのが良いでしょう。

宮古島での生活は車は必須

宮古島では軽自動車がおすすめ

宮古島はトライアスロンが開催されるようになってから、宮古島一周道路などが整備されて大きな道路も増えてきましたが、基本的に道は狭いです。
後、島の大きさからしてスピードを出す意味もあまりありません。
(実際に宮古島で初めて車を運転する場合、地元民の車の遅さにビックリすると思います)
こういった理由から宮古島で車を持つなら、小回りが利くうえに燃費や税金が安くて済む軽自動車がおすすめです。

宮古島では軽自動車がおすすめ

宮古島は車の塩害に注意が必要

宮古島は四方を海に囲まれているので、塩害によるサビは結構ひどいです。
特に海に近いところに住むと顕著に出ますので、車をきれいな状態で何年も保つのはとても難しくなります。
なので、地元の人の殆どは車をピカピカに磨くという習慣はなく、とりあえず動けばいいという感じです。
それでも、台風の後とかは特に塩害がひどくなるので、そういった時はさすがにちゃんと洗車してますね。

宮古島は塩害がすごい

仕事は観光業を始めとして結構多いが給与水準は低め

宮古島は観光業を中心に求人は多めです。
さらに、最近ではリゾート開発が盛んなこともあって、建設業での求人もかなり多くなっています。
また、飲食店看護師介護士保育士といったところは慢性的な人手不足が続いています。
といった感じで、仕事は結構多めなので特にこだわりがなければ仕事がなくて困ることはあまりないといえます。
しかしながら、全国一低いといわれる沖縄県の県民平均所得の中でもさらに低いとされる宮古島の給与水準は低めです。
ただし、近年盛んになってきているインターネット環境を利用したIT系の仕事などは、宮古島にいながらにして首都圏等の仕事にも携われるので高い給与水準を維持できると思います。

場所を選ばない宮古島でのリモートワーク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次