宮古島の沖縄列島内での位置関係や特徴、成り立ちについて

宮古島の空からの映像

最近、全国的にも人気度が上がってきた宮古島ですが、日本有数のリゾート地・沖縄の中でもダントツで海がキレイな島と言われています。
そして、実は沖縄の中でも独特な特徴を持った島であることは意外に知られていなかったりします。
そんな宮古島の概要について分かりやすくご紹介していきます♪

目次

宮古島ってどこにあるの?沖縄のどの辺?

宮古島は、太平洋と東シナ海に挟まれた南西にのびる沖縄県(沖縄列島)の中のちょうど真ん中辺りにあります。
(すごく正確にいうと東経125度、北緯24度に位置するそうです)

沖縄本島と八重山諸島(石垣島、西表島など)の間にあるので両方の文化が入り混じった島という感じです。
沖縄本島からは南西に約300km離れていて、飛行機で約45分のフライトになります。
同じく石垣島からは東北東の方向に約130kmの位置にあり、飛行機で約30分のフライトになります。

宮古島の沖縄列島の中での位置関係
宮古島の沖縄列島の中での位置関係


昔は両方とも船でも行き来できましたが、現在は旅客フェリーの運航はなくなっています。
ちなみに東京からだと約1,800kmも離れていて約3時間のフライトになります。

宮古島(宮古諸島)っていくつの島からなる?

宮古諸島は、宮古島を中心に大小8つの島で構成されています。
そのうち、宮古島から3つの島(伊良部島、池間島、来間島)へは橋でつながっているので車での移動が可能です。

また、多良間島水納島は宮古島と石垣島のほぼ中間に位置し、宮古島からはかなり離れているのが特徴です。

行政区分としては、宮古島市(平成17年10月に平良市、城辺町、上野村、下地町、伊良部町が合併してできた市)と多良間村(多良間島、水納島)からなります。

宮古島の成り立ちと島の特徴

宮古諸島は、浅い海でサンゴ礁が発達したことによって隆起してできた島といわれています。
そのため、島全体がサンゴ礁が隆起してできた琉球石灰岩(珊瑚石灰岩)に覆われています。
そういった関係で、宮古島に降った雨水は琉球石灰岩の地層をゆっくりと時間をかけて浸透していくため、マグネシウムなどのミネラル成分を多く含んだ硬水となります。
日本のほとんどの地域は軟水ですので、とても珍しい水質の島といえます。

また、川もないことから海に土が流れ込むことがないので、透明度の高い美しい海が保たれているわけです。

宮古島の透明な海

さらに島の北側の海域には、八重干瀬(やびじ)と呼ばれる、宮古島の面積の約10分の1に及ぶ日本最大級のサンゴ礁群が広がっていて、絶好のシュノーケリング、ダイビングスポットとなっています。
また、八重干瀬は大潮の干潮時には海面に浮上し、干満差の大きな時期には広大な島のようになるため「幻の大陸」とも呼ばれています。

宮古島の八重干瀬(やびじ)

宮古島は沖縄の中でも独特な島

先ほどもちょこっと触れましたが、宮古島は沖縄の大きな島の中では唯一、川がない島です。
でも川はないけど地下水が豊富であり、上水道の水源として湧水や地下水が利用されていて地下水を堰き止める福里ダム砂川ダムといった世界的にみても大規模な地下ダムがあります。

また、大きな山もなく、島全体が低い丘陵地で、森林も海岸性のものがわずかにある程度といったところも特徴の一つになっています。
(一番標高の高いンキャフス嶺でも標高115mしかありません)

宮古時の平坦な地形(サトウキビ畑)

また、これがとても不思議なんですが、宮古島は沖縄の大きな島の中では、唯一、猛毒ヘビのハブが生息しない島なんです。
理由はあまり明確にはなっていませんが、ハブがいないので子供の頃から藪の中や雑木林に入ってもわりと安心でした☺

宮古島と石垣島は似てると思われがち?

沖縄の離島の中でも特に人口が多く、島の大きさもほぼ同じくらいということで、宮古島石垣島ってほとんど同じじゃない?って思われてる方も多いようです。

もちろん類似面もあるにはありますが、実際はいろんな面でまったく異なる島なんです。

  • 石垣島には沖縄の中で一番高い山の「於茂登岳」(おもとだけ:標高525.5m)がありますが、宮古島には山はありません。
  • 石垣島には宮良川をはじめ大きな川がいくつかありますが、宮古島には川もありません。
  • 石垣島には毒蛇のハブ(サキシマハブ)がいますが、宮古島にはハブはいません。
  • 石垣島の水は軟水ですが、宮古島は硬水です。

このように宮古島と石垣島にはおおきな違いがあります。

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